クロセチンをDHA・EPAと合わせて取るメリットとは?

くちなしの実の乾燥スパイスDHA・EPAのサプリは、さまざまな成分と組み合わせられていますが、クロセチンもその一つです。

クロセチンは、クチナシの果実やサフランなどに含まれる成分で、「目の霞みが気になる」という方や、「パソコンをよく使うため、眼精疲労で悩んでいる」という方など、目の健康に不安を感じている人がよくとり入れています

クロセチンは、まだあまり知られていない成分のため、どのような働きをするのかわからなかったり、そもそも名前も聞いたことがないという方も多いと思われます。

それでは、クロセチンとDHA・EPAと組み合わせることでどのようなメリットがあるのか。

また、クロセチンとはどのような成分で、どんな働きをするのかといった詳しい情報について、管理栄養士が解説していきます。

DHA・EPAとクロセチンを一緒に摂るメリットは?

疲れ目DHA・EPAとクロセチンを一緒に摂ることによって、期待できる効果は次の通りです。
  • 視力の改善
  • 中性脂肪を低下させる
  • コレステロールを低下させる
  • DHA・EPAの酸化防止
DHAは、青魚の脂に含まれていますが、目の裏側に多く存在しているそうです。

人の場合も同様に、DHAは目の網膜にも含まれています。

網膜は、映し出された像を視神経から脳へ情報を伝達する、カメラのフィルムのような働きをしています。

網膜や視神経に異常がなければ、脳に正常な情報をスムーズに伝えることが可能です。

DHAは目に多く含まれ、不足すると視力が低下するので、DHAをしっかり補給することは、目にとっても大切なことと言えます。

また、クロセチンには、目の毛様体のコリをほぐし、血流を改善する効果があります。

DHAとクロセチンを一緒に摂ることで、ダブルの働きで視力の回復を助ける効果を得ることができると考えられます

さらに、クロセチンは抗酸化作用を持つカロテノイドに分類されます。

DHA・EPAは酸化されやすい物質で、酸化されてしまうと良い状態で体の中に取り込むことはできず、本来のパワーを発揮できません。

抗酸化物質であるクロセチンは、DHA・EPAの酸化を抑え、より効果の高い状態で、体の中に取り込むことができます。

DHA・EPAは、単独で摂るよりも、このような抗酸化物質と一緒にとる方が無駄がなく、効果的です。

一緒に組み合わせられている抗酸化物質は、クロセチンの他にも色々ありますが、特にクロセチンをオススメしたい人は、パソコンをよく使う人、手芸を趣味とする人、新聞や読書が好きな人など、目を使う機会が多い人です。

クロセチンとは

くちなしの実クロセチンは、カロテノイドの一種で、クチナシの果実やサフランなどに含まれる天然色素です。

クチナシは香りが良く、綺麗な白い花を咲かせることで有名で、俳句や歌の歌詞に使われることもあります。

クチナシは東アジアに広く分布しており、日本では九州や沖縄地方で自生しています。

クロセチンはクチナシの果実を乾燥して抽出されます。

クチナシの果実1kgから、クロセチンは5gしか抽出できないため、とても貴重な成分だということができます。

クロセチンはどう利用されている?

栗きんとんとたくあんクロセチンは、天然の着色料として、黄色の色付けのために使用されます。

日本では栗きんとんやたくあん、中華麺の色付けに使用され、世界中では生薬やスパイスとしても活用されています。

サフランから抽出されるクロセチンは、サフランライスと呼ばれる「黄色いご飯」にも使用されています。

サフランは色付けだけではなく、香りづけにも利用される高級ハーブで、魚介のトマトスープ「ブイヤベース」にも使われ、味に深みをプラスしてくれます。

クロセチンの抗酸化作用について

私たちの体の中では、ストレスを受けたり、日光や排気ガスなどの様々な環境要因によって活性酸素が増えていきます。

この活性酸素が脂質と結びつくと、過酸化脂質となり、動脈硬化やがんの原因の一つであると考えられています。

クロセチンは、この色々な疾患の元になると考えられえている活性酸素を除去したり、発生自体を抑えるといわれており、この働きは「抗酸化作用」と呼ばれています。

抗酸化作用自体が、健康に良い影響をもたらしてくれますが、酸化されやすい物質の、「酸化を抑制する」という意味でも働きます。

DHA・EPAは魚油成分で、酸化されやすいと言われていますので、抗酸化物質と一緒に摂ることは、DHA・EPAの品質を保つという役割も果たしてくれるのです。

クロセチンの効果

目クロセチンは、視覚を正常に保つのに有効とされています。

目には、水晶体というレンズの部分の厚みを調整する毛様体というものがあります。

近くのものを見るときは、この毛様体を収縮して、レンズを厚くしてピントを調整しますが、これが長時間続くことで、毛様体が凝り固まってしまいます。

さらに、目の周りの血流も悪くなり、細胞や神経に、酸素や栄養がうまく行き渡りません。

この状態は眼精疲労と呼ばれ、クロセチンは分子が小さく、毛様体に直接作用するため、眼精疲労を和らげるとして注目されています。

その他にも、疲れ目からくる肩こりの緩和や、ブルーライトによる網膜のダメージを抑える効果、睡眠障害を改善する効果などもあると言われています。

まとめ

クロセチンは、栗きんとんやたくあんから摂取することのできる、黄色い色素成分です。

クチナシの花や、サフランから抽出されますが、その量はわずかで、とても貴重な成分と言われています。

クロセチンは抗酸化作用を持つことで、酸化されやすいと言われるDHA・EPAの品質を守ることもできます。

DHA・EPAは単独で摂るのではなく、クロセチンのように、抗酸化作用のある成分と一緒に摂ることで、より高い効果を期待できるでしょう。

さらに、クロセチン単体の効果として、眼精疲労の改善効果があり、毛様体に直接働きかけて作用し、コリを緩和して血流を良くしてくれます。

また、抗酸化作用を持つので、生活習慣病の予防などにも効果があると考えられます。

DHA・EPAとクロセチンを合わせて摂ることで、コレステロールを下げて血液をサラサラにしたい人だけではなく、眼精疲労を改善したい人、パソコンをよく使う人、細かい作業が多い人におすすめのサプリです。
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