喘息にオススメの成分3選!メカニズムや効果について解説します

子供だけではなく、大人でも悩まされている人が多い喘息。

「もう一生治らないのだろうか」「ずっとこの薬を飲み続けなくてはいけないのか」と諦めかけている人もいるのではないでしょうか。

最近の薬は昔よりも効くように進化していますが、それでも風邪や季節の変わり目に再発してしまうこともよくあるそうです。

「普通の人と同じように運動がしたい」「夜ぐっすり眠りたい」と悩みを聞くだけでもその大変さが伝わります。

この記事では、喘息に効果のあるとされる成分を3つ紹介し、改善するメカニズムを管理栄養士が解説していきます。

また、喘息とはどのような病気であるか、原因や詳しい症状についてもまとめています。

管理栄養士のおすすめ!喘息改善の成分3選

DHA・EPA

DHA・EPAは青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸です。体内で合成することができないため、食品から摂取しなくてはいけません。

DHA・EPAの効果は多岐にわたり、血中脂質の低下、脳機能の活性化などがあります。

DHA・EPAは抗炎症作用も認められていますが、この働きが喘息にも関係していると考えられています。

DHA・EPAの喘息改善のメカニズム

喘息は気道の炎症が原因と考えられており、炎症を起こす細胞が軌道に集まり、粘液が刺激されて気道表面の上皮が障害されます。

特に喘息の特徴である好酸球が気道を障害し、炎症を起こす物質の脂質メディエーター(仲介するもの)やサイトカインを産生しています。

DHA・EPAは15-リポキシゲナーゼ等の酵素によりプロテクチン、レゾルビンというメディエーターとなり、抗炎症作用をすることが最近の研究でわかってきています。

DHA・EPAはアレルギーアトピーの症状も緩和すると考えられていますが、喘息にも同じように抗炎症作用によって症状を抑える可能性があると考えられています。



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冬虫夏草

冬虫夏草は昆虫やクモに寄生して、それを殺して体からきのこを生やす菌類のことをいいます。

世界中で約500種類の冬虫夏草が見つかっていますが、そのうちの約400種類が日本で確認されており、日本は冬虫夏草の宝庫ともいわれています。

中国や日本では、漢方薬や健康食品などにとり入れられており、抗腫瘍、免疫調節、血糖低下、抗酸化作用などへの有効性が明らかになっています。

希少な天然の冬虫夏草のみに効果があると考えられていますが、高価であるということが難点かもしれません。

冬虫夏草の喘息改善のメカニズム

日本ではまだあまり冬虫夏草は有名ではありませんが、中国では病気の治療に用いられています。

東洋医学では機能が弱まっていることを「虚」と表します。慢性気管支炎や喘息などは肺虚が原因と考えられており、これを補うために冬虫夏草が使用されています。

冬虫夏草には抗炎症作用があり、咳止め効果もあるとされています。この抗炎症作用によって、喘息を始めとする呼吸器系の症状を改善すると考えられています。

えごま油

「えごま」はインド・中国原産といわれており、日本でも古くから利用されているシソ科の植物です。

種子には油分を40〜50%含んでおり、その中にα-リノレン酸が含まれています。

α-リノレン酸はその油分の約60%含まれていて、植物性のオメガ3脂肪酸としてさまざまな効能を持っています。

えごま油の喘息改善のメカニズム

α-リノレン酸はアトピー性皮膚炎を含むアレルギー症状の緩和をする効果があります。

喘息も好酸球やリンパ球などの炎症を起こす細胞が関係しているため、抗炎症作用を持つα-リノレン酸は喘息の改善に有効と考えられます。

喘息とは?

喘息は炎症反応によって気管支が狭くなり、それにより生じる発作のことをいいます。

気道の粘膜には、白血球である好酸球やリンパ球が集まっています。

ちょっとした刺激で気管支の周りの筋肉が収縮し、気道閉塞が起こりやすい状態となっています。

発作が出ていない時でも炎症が起こっている状態なので安心はできません。

日本では大人の3〜5%、子供の5〜7%が喘息にかかっているといわれています。

子供では小学校高学年くらいになると発作が落ち着いてくることもありますが、大人になってから再発することもあります。

喘息の代表的な症状

喘息の代表的な症状は、
  • 激しい咳
  • 呼吸が苦しい
  • ヒューヒューとした喘鳴(ぜんめい)
  • 胸の痛み
  • 動悸・息切れ
  • 背中の腫れ
  • 急に動けなくなる
です。

風邪が治っても咳が8週間以上続く場合は喘息咳の可能性があります。

喘息に移行しやすいので注意して観ておく必要があります。

喘息の原因と対策

喘息の原因はアレルギーであることがほとんどです。

アレルゲンとなるものにはダニ・ハウスダスト・ペット・花粉・食べ物などがあります。

また、アレルゲン以外の原因には運動・たばこ・疲労・ストレス・風邪・大気汚染・気候・香水などの匂い、が挙げられます。

喘息を予防するためにはまずアレルゲンとなるものを除去し、身の周りの清潔を保つことが大切です。

一番多いとされるアレルゲンはダニとされています。掃除や換気を心がけましょう。

また、外出するときはマスクをする、喫煙や飲酒を控えるなども有効な予防法です。

ストレスも喘息の原因となるので、適度に体を動かしストレス発散をしてみましょう。心肺機能も高まり効果がさらに高まります。

まとめ

喘息は体質だけではなく、生活環境も大きく影響します。

発作がとてもツライからといって、運動や行動を制限してしまうと、その分楽しみも減ってしまいます。

薬を飲んでしっかりと対策をすることも大切です。

また自然の成分でも、オメガ3脂肪酸や冬虫夏草などが有効と考えられています。

サプリなどで手軽に摂ることが出来るものもあるので、合わせて使用するのも効果的ですね。

バランスの良い食生活を心がけるとともに、このようなプラスαの成分をとり入れて、喘息を予防・改善していきましょう。
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