中性脂肪を下げるのに効果的な成分3選!メカニズムやどんな人にオススメかを解説します

不規則な食生活や、脂質の多い食事を続けると、中性脂肪の増加に繋がります。

中性脂肪の増加は、肥満と関連しており、脂質異常症や動脈硬化などの生活習慣病の原因にもなります。

中性脂肪を改善する方法は、食事や運動など、いろいろなものがあります。

食事の面では、中性脂肪を下げると謳われている成分も多々ありますが、「種類が多くてよく分からない」と感じることはありませんか?

この記事では、管理栄養士おすすめの、中性脂肪を改善するための成分3種類を紹介します。

中性脂肪を下げるメカニズムや、どんな人にオススメなのかを解説していきます。

管理栄養士のおすすめ!中性脂肪を下げる成分3選

中性脂肪を下げる成分として管理栄養士がおすすすめする「DHA・EPA」・「お茶がもつ成分」・「水溶性食物繊維」の3つの成分、それぞれの効果とは?

DHA・EPA

DHA・EPAは、魚油に多く含まれている必須脂肪酸です。

血液をサラサラにしてくれるので代謝アップに効果的とされています。

また、その他にもアレルギー症状の緩和や、脳の活性化など、さまざまな効果が期待できます。

どんな人におすすめ?

  • 魚よりも肉の摂取が多い人
  • 代謝が低下している人
  • 物忘れが気になる人

中性脂肪を下げるのに効果的な理由とメカニズム

DHA・EPAは、中性脂肪を下げたり、血栓ができるのを防いだりと、生活習慣病予防効果が期待されています。

国内でもさまざまな研究が行われていますが、はっきりと解明されていない部分も多くあります。

ですが、魚を多く食べる人は、食べない人に比べて色々な病気にかかりにくい傾向にあります

食事からの摂取カロリーが多いと、全てを消費することができず、肝臓で中性脂肪に変換されて、体内に蓄積されていきます。

DHAには、肝臓で中性脂肪が作られるのを抑える効果があります。

さらに、肝臓から血中へ、中性脂肪が分泌されるのを抑制するため、血中の中性脂肪が低下していきます。

DHAが中性脂肪を下げるのは、このような仕組みによるものです。

参考:富士フィルムヘルスケア未来研究所「DHAで血液サラサラ、中性脂肪も低下」

また、EPAにも中性脂肪を低下させる働きがあります。

EPAは、腸管からリンパ液への中性脂肪分泌を抑え、血中に移行する量を減らします。

また、DHAと同様に、肝臓での中性脂肪の合成を抑制したり、血中の中性脂肪の代謝を促進する効果もあります。

参考:大正製薬「EPA(イコサペント酸)について」

▶ オススメDHA・EPAサプリはこちら DHA・EPA サプリメント 人気ランキング

お茶がもつ成分

最近は、トクホマークの付いたお茶がたくさん売られており、より一層「お茶は体に良い」というイメージがありますね。

「体脂肪を減らす」「代謝を上げる」など表記はさまざまですが、これらはほとんど、中性脂肪を下げる効果に関連するものです。

お茶といっても、種類はさまざまで、含まれる成分もいろいろなものがあります。

例えば、緑茶にはカテキン、烏龍茶にはポリフェノール、ゴボウ茶にはイヌリンが含まれています。

最近では、イソフラボンを含む葛の花を使用したお茶もあります。

どんな人にオススメ

  • 食べ物ではなく、飲み物から摂りたい人
  • むくみが気になる人
  • 代謝を上げたい人
  • 美容効果も欲しい人

中性脂肪を下げるのに効果的な理由とメカニズム

お茶の成分として一番に注目したいのが、ポリフェノール成分のカテキンです。

ポリフェノールは、植物の色素や渋みなどの由来となる成分で、お茶の渋みはカテキンによるものです。

ポリフェノールには抗酸化作用があり、健康効果が高いとされています。

抗酸化とは、体内に発生した活性酸素による細胞の老化を防ぐことです。

シミやシワの予防など、美容面だけではなく、ガン予防にも働きます。

さらに、過酸化脂質の発生も抑えてくれるので、動脈硬化予防にもなります。

カテキンは、肝臓での脂質代謝を促進し、脂質を燃焼させて、消費エネルギーを増やします。

このメカニズムが、中性脂肪を減少させる理由です。

水溶性食物繊維

食物繊維は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分けられます。

水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維で、きのこや海藻類、オクラ、こんにゃくなどに含まれています。

食品によって、含まれる食物繊維の種類は異なっており、ペクチンやグルコマンナン、アルギン酸、カラギーナン、難消化性デキストリンなどの種類があります。

水溶性食物繊維の働きは、脂質の吸収を抑制する、血糖値の上昇をゆるやかにする、腸内環境を整える、などがあります。腸に良い栄養素ですが、ダイエットにも効果が期待されています。

どんな人にオススメ

  • 野菜不足の人
  • 便秘に悩んでいる人
  • 免疫力を高めたい人
  • ダイエットしたい人

中性脂肪を下げるのに効果的な理由とメカニズム

水溶性食物繊維には吸着性があり、コレステロールや中性脂肪が腸内で吸収されるのを妨げる働きがあります。

また、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるので、インスリンの分泌量を抑えることができ、これも中性脂肪増加を抑える理由の一つです。

食物繊維の摂取目安量は、成人男性20g、女性で18gです。

しかし、日本人の平均摂取量は約15.0gと不足しており、特に洋食に偏りがちな若い世代では大きく不足しています。

食物繊維の摂取量と、心筋梗塞のリスクには関連性があるとされています。

心筋梗塞は、動脈硬化、中性脂肪の増加との関係もあるので、不足のないように、食物繊維の摂取を心がけていきたいものです。

まとめ

中性脂肪は増えすぎると、動脈硬化や脂質異常症などの原因となります。

中性脂肪を減らすためには、食事の改善や、運動に取り組むことが大切です。

今回は、中性脂肪を下げる効果のある、オススメの成分3つを紹介しました。

どの成分も、意識すれば増やしていけるものばかりです。

サプリメントなどの健康食品を考えるだけではなく、日頃の食生活を見直して、できることから改善していきましょう。
合わせて読みたい記事