ボケ防止・認知症予防にオススメの成分3選!メカニズムや原因について解説します

「物忘れが多くなった」「場所がわからなくなった」といった症状は、認知症が疑われる場合があります。

自分ではなかなか気付くことができないケースが多く、家族や周囲の人が早めに気付いてあげることが重要です。

認知症は、進行してしまうと手遅れになってしまうこともあります。

「家族に迷惑をかけたくない」「いつまでもアクティブに好きなことを楽しみたい」というのは誰にでもある共通の願いです。

ボケ防止・認知症予防には、いろいろな方法がありますが、食事もそのうちの一つです。

この記事では認知症が起こるメカニズムや原因を解説するとともに、認知症予防におすすめの成分3つを管理栄養士が紹介します。

管理栄養士のおすすめ!ボケ症状・認知症を予防改善する成分3選

DHA・EPA

DHA・EPAはサンマやサバなどの青魚に多く含まれる脂肪酸で、オメガ3脂肪酸という種類に分類されます。

オメガ3脂肪酸は、いろいろな効果があり、健康に良い成分だといわれていますが、現代人では不足しがちです。

DHAは脳の中に存在し、特に脳神経に多く含まれています。

オメガ3脂肪酸のサプリメントを摂取すると、加齢による認知機能や記憶力に関係する脳領域で脳の萎縮を減らすという効果が研究によって明らかにされています。

EPAは直接脳に必要な成分ではありませんが、体内でDHAに変換されるため、同じような効果が期待されます。

DHAだけを摂るよりも、EPAを意識してとる方が健康に対しての働きかけは高いと考えられます。



イチョウ葉

中国原産のイチョウの緑葉から抽出されたものがイチョウ葉エキスで、サプリメントなどに用いられています。

イチョウは「生きた化石」とも呼ばれるほど生命力が強く、ドイツをはじめとする数十カ国で医薬品として用いられてきました。

日本ではまだ医薬品として扱うことは認められていません。

イチョウ葉エキスには、認知症を予防する効果があるといわれており、記憶力との関連性が注目されています。

認知症はアルツハイマー型と脳血管性認知症の2つに分けられますが、イチョウ葉エキスが有効とされるのはアルツハイマー型の認知症です。

アルツハイマー型認知症の患者には、脳にアミロイド-βといわれる、たんぱく質が多く見られます。

このアミロイド-βが認知症の原因ではないかと考えられており、イチョウはエキスにはこのアミロイド-βの蓄積を妨げ、量を減少させる作用があると考えられています。



▶ もっと詳しく:イチョウ葉をDHA・EPAと合わせて取るメリットとは?脳に良いといわれる2大成分の相乗効果

ホスファチジルセリン

ホスファチジルセリンは、大豆に多く含まれており、ヒトでは脳や神経組織に多く含まれるリン脂質の一種です。

ホスファチジルセリンは体内でも合成されますが、食事から摂取されたものは、血液脳関門を通過できないため、一度分解されてから脳内に入り、再合成されます。

脳の中にあるリン脂質の約10〜20%を占めており、情報伝達においてとても重要な役割をしています。

効果としては記憶力の増加が挙げられ、加齢による認識能の低下や記憶障害、アルツハイマー型認知症に効果があるとされています。

ですが、摂れば摂るほど良いというわけではなく、過剰摂取によって効果が弱まるともいわれています。

ホスファチジルセリンが認知症を予防するのは、さまざまな作用が統合されたものと考えられています。

神経伝達物質であるアセチルコリンの放出増加や過酸化脂質の抑制など、細胞内の情報伝達やホルモン分泌など、脳の機能に関わるさまざまな働きに影響を与えます。



▶ もっと詳しく:ホスファチジルセリンをDHA・EPAと合わせて取るメリットとは?脳にいい2大成分の相乗効果

認知症について詳しく知ろう

症状について

認知症の症状は、脳細胞が壊れることによって起こる中核症状と、行動や心理症状といわれる周辺症状に分けられます。

認知症とひとまとめに言っても、人によって現れる症状はさまざまで、全く同じ症状の人はいないと考えるのが普通です。

中核症状と呼ばれるものには、記憶障害・見当識障害・判断力の障害高次脳機能障害などがあります。

昔にあったことや最近あったことが記憶から抜け落ちてしまう、日時や場所の感覚がなくなってしまう、行動をとる際に支障をきたす、読み書きや会話に支障が出てきます。

一方、周辺症状と呼ばれるものには、徘徊やろう弁、物取られ妄想、幻覚などがあります。

また、うつ症状や暴言、失禁なども周辺症状に含められます。

周辺症状は環境や心理状態によって、患者ごとに違ってきます。

原因について

認知症の原因は、その種類によって異なります。

認知症の代表的なアルツハイマー型は、脳にアミロイドーβというたんぱく質が増加し、神経細胞が壊れることで起こる脳の萎縮が原因とされています。

また、認知症の約20%程度を占める脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの、脳の血管障害が原因で起こる認知症です。

脳の血管が詰まることで、徐々に脳の機能が低下し、認知症や運動障害引き起こされます。

対策について

脳血管性認知症は、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病が原因で引き起こされます。

生活習慣や普段の食事を見直して、規則正しい生活を送ることが何よりも重要です。

アルツハイマー性認知症は、普段から脳を活性化させることが大切です。

20歳を超えると脳の発達は止まり、加齢とともに少しずつ小さくなってjいきます。認知症予防や認知症の改善には、バランスの良い食事や、脳のトレーニングが効果的です。

パズルや計算、将棋などを趣味としてとり入れたり、他人と積極的にコミュニケーションをとることも認知症予防に繋がります。

まとめ

認知症は加齢とともに誰にでも起こりうる病気です。

進行してしまうと、治療ができず手遅れになってしまう事も。

日頃から、バランスの良い食事を心がけ、脳を活性化させる成分を上手に活用していきましょう。
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