アトピーに効果的な成分3選!メカニズムやおすすめの成分について解説します

アトピーアトピー性皮膚炎のため、かゆみが強くて眠れないなど、長年苦しんでいる人は多いですよね。

かゆみだけではなく、皮膚の赤みやカサカサなどの見た目の症状など、悩みが尽きないのがアトピーです。

皮膚科で処方されるステロイド薬は、炎症を抑えるとして治療に用いられています。

しかしステロイド薬にはさまざまな副作用があり、できれば使用したくないと考えている人も多いでしょう。

できるだけ薬には頼らず、自然な成分からアトピーの症状を緩和していけたら良いですよね。

この記事では、アトピーにおすすめの成分と、そのメカニズムについて管理栄養士が解説していきます。

管理栄養士のおすすめ!アトピーを改善する成分3選

DHA・EPA

さばDHA・EPAは、青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸で、オメガ3脂肪酸とも呼ばれています。

血液をサラサラにする効果や脳を活性化させる効果があるなど、幅広い効果があるといわれており、サプリメントでも人気の成分です。

DHA・EPAのアトピー性皮膚炎への作用についての研究も行われています。

外用薬に成分を含ませた実験では、短期的でも長期的でも効果は見られると報告されており、慢性疾患であるアトピー性皮膚炎の治療に役立つと期待されています

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DHA・EPAのアトピー改善のメカニズム

EPA・DHAの資質代謝物であるレゾルビンE1は、アレルギー反応に関する樹状細胞の機能を抑制し、皮膚アレルギー反応を抑えるというメカニズムが、京都大学が行った実験で明らかにされています。

樹状細胞とは、免疫細胞の一種で、免疫の司令塔とも呼ばれる重要な細胞です。

皮膚だけではなく全身の臓器に分布しており、樹状細胞からのシグナルによって免疫反応がコントロールされています。

γ-リノレン酸

月見草γ-リノレン酸は、GLAと表記されることもあり、月見草という植物の種子に多く含まれている必須脂肪酸です。

オメガ6脂肪酸に分類され、リノール酸から合成されることもあります。

γ-リノレン酸は、アトピーの改善やアレルギー抑制、PMS(月経前症候群)、更年期障害を緩和するといった女性に嬉しい効果があると考えられています

γ-リノレン酸のアトピー改善のメカニズム

月見草油のアトピー性皮膚炎に対する研究は幅広く行われています。

特にかゆみに効果的とされており、ステロイド薬の使用を大幅に減らすことができるとのデータもあります。

γ-リノレン酸は免疫細胞であるTリンパ球の作用に必要なプロスタグランジンE1という物質の前駆体です。

プロスタグランジンE1の産生が促されることでTリンパ球の働きが活性化され、アトピー性皮膚炎を改善するのではないかと考えられています。


乳酸菌

乳酸菌乳酸菌はヨーグルトなどの発酵食品に含まれており、腸内の環境を整えたり、コレステロール低下や血圧を改善するなどのさまざまな機能があるとされています。

しかし、効果は認められているものの、そのメカニズムについてはっきりと解明しているものは多くありません。

乳酸菌は、菌株によって生理機能が違ったり、効果の強弱が異なってきます。自分の症状に合った乳酸菌を見つけるということも、重要なポイントになってきそうですね。

乳酸菌のアトピー改善のメカニズム

乳酸菌の中でもラクトバチルス・ラムノサス菌(Lb. rhamnosus) という種類が、アトピーに関連が深いと考えられています。

皮膚症状のある子供に投与すると症状が軽くなるというデータや、母乳を介して摂取すると2歳までは皮膚炎の発症が低下するというデータがありました

アトピー抑制のメカニズムは、さまざまなものがあると考えられていますが、免疫細胞のバランスが整う、炎症の原因となるサイトカインが抑制される、腸管のバリア機能が増強されるなどがあるようです。

アトピーとは?

アトピー性皮膚炎アトピー性皮膚炎になる人はアレルギー体質の人が多く、かゆみを伴う湿疹が見られます。

症状が良くなったり悪くなったりを繰り返して、慢性的に続いていく皮膚の病気です。

昔は子供の病気として知られており、成人する前にはほとんど治るといわれていたようです。

しかし、実際には成人してもまだ症状が良くならない人や、再発してしまう人もいます。

アトピーはどうして起こるの?

アトピーの2大原因は体質と環境です。家族にアレルギーを起こしやすい人がいる場合は、「アトピー素因」があり、アトピーを起こしやすい体質のようです。

また、アトピーの人に多いのがドライスキンといって、保湿成分やセラミドが少ない乾燥肌です。

ちょっとした刺激でかゆみが出てしまい、掻くことで刺激物が侵入しやすい状態になってしまいます。

さらに、食品アレルギーがあると、アトピーの発症や悪化させる原因となります。

子供の頃起こりやすい食品アレルギーは、卵・牛乳・小麦・大豆です。自分がどのようなアレルギーを持っているのか気になる人は、病院で調べることもできますよ。

対策

アトピー素因がある人でも、アトピーの症状が現れている人でも、悪化させないようにするための生活のポイントがあります。
  • 清潔な室内を保つ
  • 規則正しい生活をする
  • 暴飲暴食は控える
  • 肌に優しい衣服を着る
  • 爪は短く切る
  • ストレス解消を心がける
いかにかゆみを発生させないかということが大切ですね。

一度発生したかゆみは、さらに症状を悪化させてしまうかもしれません。普段から肌の保湿や清潔な環境を心がけましょう。

まとめ

アトピーはアレルギーとの関連が強く、抗体の増加や免疫反応によって起こる皮膚病です。

普段から身の回りの清潔を保つとともに、アトピーの症状に有効な成分をとり入れて悪化防止や改善に努めましょう。



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