花粉症(アレルギー)に効果的な成分3選!メカニズムやおすすめの成分について解説します

花粉症「毎年春になると花粉症の症状で苦しめられる」という方は多いですよね。

花粉症の対策としてはマスクや内服薬があり、症状が出る前から予防をしている方もいるようです。

効果の高い内服薬は、「眠くなる」という副作用のため、飲むことをためらってしまう人も多いようです。

薬ではなくもっと自然な形で、効果的な花粉症対策をしたいと考えたことはありませんか?

この記事では、花粉症やアレルギーが起こるメカニズムについて管理栄養士が解説し、その対策やおすすめの成分を紹介していきます。

管理栄養士のおすすめ!花粉症を改善する成分3選

DHA・EPA

青魚DHA・EPAは、オメガ3脂肪酸と呼ばれる多価不飽和脂肪酸です。

魚類の中でもサバやサンマなどの青魚に多く含まれています。

発見の経緯は、グリーンランドの先住民であるイヌイットの食生活からです。

EPA・DHAには様々な効果があると考えられていますが、抗炎症・抗アレルギー作用もそのひとつです

イヌイットの疫学調査においても、気管支ぜんそくをはじめとするアレルギー性の疾患の発症率が少なかったことが報告されています。

DHA・EPAの抗アレルギー作用のメカニズム

DHA・EPAがアレルギーを緩和させるメカニズムは主に3つ考えられています。

1. アラキドン酸カスケードへの競合作用
アラキドン酸カスケードは、体内で炎症が起こった時に細胞膜のリン脂質から遊離されたアラキドン酸と酵素が反応してプロスタグランジンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が合成される反応です。

その後さまざまな過程を経て、炎症反応や、アレルギー反応の原因となっています。

DHA・EPAは、炎症反応の原因となる化学伝達物質の産生と作用を抑制すると考えられています。
2. 免疫調節作用の向上
DHA・EPAは、炎症性のサイトカインの産生を抑制したり、ナチュラルキラー細胞の活性化を抑制するとの報告もあります。
3. DHA・EPAの代謝物
EPAの代謝物レゾルビンやDHAの代謝物プロテクチンは最近になって明らかになったものです。

好中球の浸潤を抑制し、サイトカインの抑制、マクロファージの貪食能やリンパへの移行を促進することによって、炎症反応を抑制すると考えられています。

DHA・EPAにはどちらにも抗炎症作用・抗アレルギー作用があるといえます。

甜茶

甜茶甜茶は中国原産のバラ科の植物で、中国茶として古くから親しまれています。甜茶の葉にはルブソシドという強い甘みを持つ成分が含まれています。

食欲増進、咳止め、解熱に効果があるとされており、健康飲料としてもとり入れられているようです。

甜茶の抗炎症・抗アレルギー作用のメカニズム

花粉症などのアレルギー症状は、肥満細胞がIgE抗体によってヒスタミンなどの活性アミンを遊離させるために起こります。

甜茶はこのヒスタミンの遊離を抑える作用があり、くしゃみや鼻水、咳などのアレルギー症状を緩和させると考えられています。

乳酸菌

ヨーグルト乳酸菌はプロバイオティクスとも呼ばれ、腸内環境を整える有益な効果をもたらす微生物、またそれを含む食品のことをいいます。

私たちが普段口にする乳酸菌を含む食品はヨーグルトや乳酸菌飲料があります。

乳酸菌の抗炎症・抗アレルギー作用のメカニズム

乳酸菌は、さまざまなメカニズムによってアレルギー反応を抑制しています。

これは免疫調節機能によるもので、はっきりとしたメカニズムは明らかにはされていませんが、T細胞の働きに関与していると考えられています。

T細胞はリンパ球の一種で、骨髄で産生されて胸腺で成熟します。

体の中に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除する働きをコントロールしています。

乳酸菌はこのT細胞を活性化してアレルギー反応を抑制するそうです。

また、乳酸菌がもう一つの免疫細胞であるB細胞に直接働きかけ、アレルギーの原因となるIgE抗体の産生を抑制するというメカニズムもあると考えられています。

花粉症とは?

花粉花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で起こるアレルギー症状です。

季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれ、日本では4人に1人の割合で花粉症が見られるそうです。

花粉症の症状

多く見られる症状はくしゃみ、鼻水、目のかゆみ、充血、涙で、鼻と目に症状が出やすい傾向にあります。

また、熱やイライラ、首のかゆみなどの全身症状を伴うこともあります。

花粉症はなぜ起こるのか

花粉症は花粉を取り除こうとすることで起こるアレルギー反応です。

体内の免疫システムによって花粉が異物とみなされ、抗体が作られます。(IgE抗体)

私たちの体は、普段から少しずつ花粉に触れるたびに、IgE抗体が蓄積されています。

IgE抗体が一定量に達するとヒスタミンのような化学物質が分泌され、花粉症の症状を起こしてしまうのです。

「今までは花粉症じゃなかった」という人も、体の中にはIgE抗体が蓄積されているので、ある日突然花粉症になることもあります。 

対策

マスクとメガネ普通に生活をする中で花粉症にならないようにするのは、なかなか難しいですが、予防法としては次のようなものがあります。
  • 外出をするときはメガネ、マスク、帽子を装着する
  • 帰宅後は玄関で花粉を払う
  • 花粉情報をに注意し、多く飛んでいる日は窓を開けない
  • 掃除をこまめにする
  • 花粉が多いときは布団を外に干さない
また始めに紹介した、花粉症に効果的な成分を食事の中でとり入れていくというのも有効な方法です。

まとめ

花粉症の症状はとても辛く、日常生活や仕事にも支障をきたすこともありますよね。

普段の食事の中で効果の高い成分をとり入れるとともに、生活の中で気を付けられることがあれば、意識して取り組んでみましょう。
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